うらめしやー、どうも裏飯屋(@urameshiya_kgs)です。
今回は2018/04/26に発売された「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」をクリアしたのでレビューを書いていきたいと思います。
うたわれるものとは
まず、「うたわれるもの」シリーズを知らない人にとって軽く説明すると「スーパーロボット大戦」や「タクティクスオウガ」や「ディスガイア」のようなターン制ストラテジー要素の加わったノベルゲーです。
割合としてはノベルが7割、戦闘シミュレーションが3割といったところでしょうか。基本はシナリオを読み進めていく形になるのでアクションやRPGを好む人にとっては少し退屈かもしれません。
しかしノベル部分がとてもよく作られておりシリアス、ほのぼの、笑えるパート等のタイミングや間隔が絶妙で読むだけでも全然飽きずに楽しめます。
時にはハラハラ、ニコニコ、ニヤニヤしながら楽しめるゲームですww
感動要素もありここが「うたわれるもの」シリーズの醍醐味だと思っています。第二部作の「うたわれるもの 偽りの仮面」では筆者が感動に弱いという部分もあるかも知れませんが嗚咽が出るほど号泣してしまいましたね…
シリーズの歴史について
うたわれるものシリーズですが現在までで全部で第三部に分かれています。
第一部は「うたわれるもの」で原作がPCの18禁ゲームとなっておりそこから漫画やアニメ化し知名度が広がりPS2版にてPC版のリメイクされ18禁要素が廃止された「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」が発売されました。筆者が今回プレイしたのはそのPS2版のさらにリメイクされたPS4版になります。
少々ややこしいですが「第一部」=「うたわれるもの」=「うたわれるもの 散るゆく者への子守唄」という解釈で大丈夫です。
第二部はPS3/PS4で発売された「うたわれるもの 偽りの仮面」で第三部が同じくPS3/PS4で発売された「うたわれるもの 二人の白皇」(読み方はハクオロ)になります。
上記で二部と三部をまとめましたがこの理由として「偽りの仮面」と「二人の白皇」で前後半別れている1本の作品になっているからです。
…とんでもないボリュームですよ、えぇ
「うたわれるもの」の発売が2002年でそこからアニメやリメイクはありましたが続編の発表がなかなかされず2011年に「うたわれるもの2(仮)」として続編製作中ということが公式HPで発表され2015年に偽りの仮面が発売されました。
そして「うたわれるもの 偽りの仮面」と「うたわれるもの 二人の白皇」で2つで1つの作品となっている通り、製作はまとめて行っていたらしく「偽りの仮面」発売の1年後に「二人の白皇」が発売されました。
「偽りの仮面」がとてもいいところで終わったのでまだかまだかと首をとても長くして待っており「二人の白皇」の発売日には本当に飛びついて購入しプレイしましたねww
簡単なあらすじ
今作は主人公のハクオロが森で倒れていたところをエルルゥに助けられ家で目を覚ますところから物語ははじまります。
ハクオロは普通の人間ですが、この世界の人は動物をモチーフにした耳や尻尾が必ずありそれが無いハクオロは自分と違った特徴に疑問を抱きますが自分だけが違うという事に気づき気にしなくなります。この亜人のような存在と人間の関係は本作を進めると明らかになってきます。またこの部分に関しては続編の偽りの仮面、二人の皇でも触れられており更に詳しく知ることができます。
話を戻しますがハクオロは記憶を無くしおり今までの事も名前も分からない状態でした。ハクオロという名前はエルルゥの祖母にあたるトゥスクルさんに思い出すまでの間として仮で名づけてもらった名前になります。
また、ハクオロは発見時から仮面を被っており取り外そうとしても取れず無理に取ろうとすると激痛が走ります。実は仮面からは無数のナノファイバーが脳に接続されており、この仮面を被っている理由、ハクオロの生い立ちも本作を進めればちゃんと分かります。
助けられた場所は小さな村でしたが人々の生活は細々としており採取や狩猟等で生計を立てていました。助けてくれた村のみんなに何かできないかと考えたハクオロは人としての知識を備えていたので農作や鍛冶等の知識を伝授し、素早くて手におえないキママゥ(現代で言う猿)という害獣も戦略的な策を使い退治もこなし村を繁栄させていくと同時に信頼や人望を築き上げていきました。
しかし繁栄させてもその地域を治めている豪族や国からの重税に奪い取られ、反抗すると村が潰されてしまうので言い返す事もできず人々の不満は溜まっていく一方でした。その時ある事件が村を襲い人々はハクオロをリーダーとし反乱を起こします。
村を守るため、人々を守る為に立ち上がったハクオロの元には様々な人が集いそのまま持ち上げられ、皇帝を討ち倒した後にハクオロは望んではいませんでしたが皇となり、拡大する戦争から逃げられないまま出会いと別れを繰り返しながら国の為に、人々の為に、そして自分の為に奮闘していくのであった。
※Wikiや公式から引っ張ってきたものではなく自分で書いたんで上手く説明できてませんが御了承を…
ゲームレビュー
さて、「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」のレビューですがちゃんと発売日に買ったのですがクリアしたのもやり始めたのも実は最近でその理由として仕事が忙しかったからですね…
「うたわれるもの」は第二部の偽りの仮面から入ったのですがドハマリしましたね、元々シナリオゲーやノベルゲーが好き(シナリオに重みを置くタイプ)でうたわれるものは設定よしキャラよし演出よしシナリオよしでノベルゲーとしてパーフェクトでした。故に時間と余裕があるときにゆっくりやりたかったんですよね、積みゲーにしていたわけではないですほんとですよ!(PS4積みゲー現在10本以上)
ゲーム内容としてはシナリオパートは長い部分もありましたが飽きたり疲れたり退屈したりという部分は無かったです。先述したとおりシリアスなパートやほのぼのパート、お色気要素のあるパート(魅力的な女性キャラが多い!)やクスッとくる部分の緩急がとても上手かったからです。
真面目なシーンの中にギャグを入れてきたりするので不意打ちを喰らったりもしましたねww
戦闘面に関してはおまけ程度の要素なので深い戦術ややりこみ等はありませんがそれ故にサクサク進めれる事とキャラごとに必殺技のシーンがあったり作中で仲の良いキャラ等2人以上のキャラで出すことが出来る共撃もありトロフィーコンプリートを趣味とする筆者にとっては作業感も無く進めることができました。
デフォルメされた3Dモデルのちびキャラが繰り出すかっこかわいい必殺技にカッコイイカットイン、満足しました…
ちなみに筆者の押し3Dモデルキャラはトウカと推しキャラはカルラです。
3Dモデルはとても可愛くもっとよく鑑賞したいのですがギャラリー(ゲーム内では特典)では鑑賞できず戦闘時の必殺技と戦闘パート中のイベント等でしかアップで見ることができません。不満点というか要望があるとすればここだけ実装してほしい…
(写真取るのへたくそ選手権)
キャラクターについては皆を守るために非情にならなくてはいけない立場で葛藤するハクオロを献身的にサポートするエルルゥ、救われた恩からハクオロに忠義を尽くすベナウィ(政には容赦なし)やオボロ、実らぬ事を理解しながらハクオロを愛し、尽くすカルラ、自分の命すら軽く扱い大雑把でありながら頭は回り戦略的にも人間的にも気が利くクロウ等々1人1人が個性的で魅力的でどのパートも誰が出ても楽しむことができました。
正直カルラが最初から最後まで良い女すぎて一生推す事に決めました。自分の中で全部持っていかれた感はありますね…
あと好きなシーンはゲンジマルとサクヤがクーヤの為にハクオロに覚悟を示すシーンですね、サクヤの声が自分の大好きな水橋かおりだったこともあり呻きながらプレイしていました。ネタバレになるので流れは載せれませんが
まとめ
散りゆく者への子守唄はうたわれるものの原点となる作品でリメイクも数本出ているのでプレイしようと思えば簡単に安く入手できると思います。うたわれるものシリーズに興味がある人は是非プレイしてみてはいかがでしょうか。
話は進みますが「偽りの仮面」をプレイした時もめっちゃ面白かったです。何故なら第一部から十数年後の話なので第一部を知らなくてもあまり問題はありませんでした。が、「散りゆく者への子守唄」をプレイした後に少し後悔しましたね、なぜ第一部からやってなかったのか…第一部で活躍したキャラも普通に出てくるので「散りゆく者への子守唄」をクリアした今、もう一度「偽りの仮面」からやりたいですやります。本当に面白かった…
シナリオ的には偽りの仮面と二人の白皇の方が泣けました。しかし散りゆく者への子守唄もうるっと来る場面がいくつもありましたしシリアス部分はこちらのほうが多く、心に残るシーンもいくつもありましたね、なんと言ってもカルラが良い女すぎry
トロコンまでの総プレイ時間は37時間でした。シナリオを進めていればほぼ取得できますし取得難易度も高いものは無くコンプリート要素はクリア後に少しやるだけですね。シナリオだけなら30時間ちょっとでした。
うたわれるもの 散りゆく者への子守唄
— 裏飯屋 (@urameshiya_kgs) October 9, 2019
うたわれるもの (プラチナ)
全てのトロフィーを獲得した。
ありがとうございました
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トロコンも終わったし「これで心置きなくロストフラグを待つことが出来るぞー!」と思ったのですが偽りの仮面がやりたすぎてしょうがないのでロストワードまでにまたプレイしなおそうかと思います…それほどシナリオは面白かったので、
さて、今回はここまでにしたいと思います。うたわれるものシリーズは今後もコンテンツとして長く続いて欲しいですね。ずっと推し続けようと思います。
素晴らしいゲームをありがとう!!
それではこの辺で