うらめしやー、どうも裏飯屋です。
昨今、PS4のFPSゲームにおいてコンバーター等の外部デバイスを使用したマウサー問題が話題になってきています。
それを受けて家庭版の格ゲーやVSシリーズ等でのアーケードコントローラー(以下アケコン)の使用はデバイスチートに含まれるのか?使用は可能なのか(モラル的にOKなのか)?を題材にして皆様に説明していきたいと思います。
1.前置き
先日行われたレインボーシックスシージのオフライン大会では、元々公式がマウスは使用しないでくださいと公言しており、大会運営も参加者たちに(デバイスチート等の不正をしないようにと)スポーツマンシップの尊重を促しておりましたが開催されてみればトーナメント作成後に棄権したり過去に出場停止になったチームや個人が名前を変えて出場してたり替え玉を使っていたりマウスを当たり前のように使っていたりectect…と酷い有様でした
実際の大会結果→https://rainbow6.jp/ps4/news/401
そういったモラルの問題もありフォートナイトのようなPS4でマウスの使用が認められているゲームもあるのですが「マウサーはデバイスチート!!使ってる奴は全員クズ!!」みたいなイメージが定着しつつあり、マウスOKのゲームで使用していても悪いイメージを抱かれるということも当たり前になりつつあります。
そこで私は発売を控えている機動戦士ガンダムEXVSマキシブーストONでアーケードコントローラーを使用することを考えているのですが「アケコンはデバイスチートに含まれるのか?」という疑問が私の中に浮上してきました。
過去作のバーサスやフルブーストもアケコンでプレイしていたのですが、その頃はマウサー問題も特に騒がれていなかったので普通にプレイできていました。
しかし先述した通り最近はそういったことに少し厳しいイメージがあるので今回しっかり調べて白なのか黒なのかグレーなのかハッキリさせておこうと思ったので本記事を作成しました。
…私もシージのマウサー問題に対して否定的な事を言ったことがあるのでアケコンがダメだった場合使う訳にもいきませんからね(笑)
外部デバイスや規約等、ほとんどの方が曖昧に理解して独断で良い悪いを決めていると思います。
そんなもの調べないとわからないので判断基準が無いですからね、私もその中の一人でした。
「マウスはダメだけどアケコンは大丈夫でしょ!しらんけど(笑)」みたいな感じでww
次からは1個ずつ紐解いていきましょう。まずはソニーが定める規約についてです。
2.PS4(Sony)の利用規約について
まず、Sonyの規約にはこのように表記されています。
FPSのマウサー問題はゲームの公平性を損なうという理由の他にマウサーの使用しているコンバーターがこの許諾されないハードウェアに当てはまっているということで使用しちゃダメという事になっています。
それでは許諾されているハードウェアとは何か?
実はそれらはソニーの公式サイトにちゃんと載っているんです!
画像を見ても分かる通り実はマウスキーボードの使用もSony公認だったのです!
「なんだじゃあFPSでマウス使ってもいいじゃん!」
と思ったマウサーの方、公認のを使えば何の問題もないのです。胸を張ってこの記事を見せてあげましょう。
ただし!ゲームを提供している企業が使用するなと言っている場合の使用は非推奨なのでそこは注意しましょう!
これは先述したゲームの公平性、ひいてはモラルに関する問題になってきます。
この部分に関しては4.企業側の声明で説明していきます。
ちなみに、、というよりこちらが本題なのですがアケコンもちゃんとあります。
Sonyのサイトに載っていなくても商品の箱にライセンスマークが記入されていれば大丈夫です!
下の画像は私が使用しているアケコンなのですが(汚いのは許して)右下にライセンスマークがちゃんとありました。
それでは何故外部の機器を使用してはいけないのか。それを格ゲーの大会で実際にあったアケコンについての問題を使って説明していきます。
3.大会でのアケコン使用事例
格ゲーの大会でアケコンはもちろん使用できます。
しかし過去に一度プロゲーマーの梅原大吾(以下ウメハラ)がマイアケコンを使用しようとしたところ大会運営からストップがかかる事態が起きました。
それはアメリカで開催された大型格闘ゲーム大会である「ComboBreaker 2019」で発生しました。
使用しようとしたのは「ガフロコン」というレバーレスアケコン(通称hitboxと呼ばれてます)、上記の画像を見て分かると思いますがレバーがありません。
左の赤いボタンが移動キーとなりこれを入力して移動(コマンド)を使用するのですが「このガフロコンは特定のコマンドをレバー入力よりも早く入力出来てしまう設定に出来る」のです。
この設定というのが格ゲー界では「P仕様」「N仕様」と呼ばれており入力されたコマンドがコンピューターの処理の仕方で変わるというものです。
このhitbox、元々が商品名でもあり実はHit Box Arcadeという公式がありそこで販売されている純正のhitboxはウメハラが参加した大会のゲームであるComboBreakerでは禁止されていません。
「P仕様」「N仕様」等、ここら辺の話はバチクソややこしくてめんどくさいんで気になる方は個人で調べてみてください…
今回はこの設定による利点が大会を開催するうえで有利になってしまう=デバイスチートと認められてしまったようです。
このあとウメハラは運営から貸し出してもらったアケコンで試合をしたそうです。
4.企業側の声明
これでアケコンもマウスも認定商品ならPS4で使用可能、公式大会でも使用されているということが分かりました。
となれば後はゲームをサービスしている企業次第という事になります。
これはつまりどういうことかというと最初の方でも書いてある通り
マウスの使用がレインボーシックスシージでは禁止されておりフォートナイトでは公認になっているという部分です。
これにはキチンとした理由があります。
まずレインボーシックスシージはヘッドショット1発、胴体撃ちでも直ぐに敵を倒せてしまうほど撃ち合いに対してシビアなゲームでありエイムアシストが無く、マウスが直挿しで読み込めないようになっています。
マウスの使用で圧倒的有利なゲームになってしまうんですね、なので公平性を考えて公式はPS4とPCのサーバーを別々にしておりマウスの使用を原則として禁止しています。
一方フォートナイトでは建築(キャラコン)が重要なゲームでありエイムアシストが強くマウスが直挿しできます。マウスを使用することに対する優位性は元々低かった事もありますがそれでもやはりマウスエイムの方が強いのは変わりありません。
そこでフォートナイトはクロスプレイに対応し、直挿しのマウスはフォートナイト側に検出されPS4ユーザーでもマウスを使用しているプレイヤーはPCのサーバーに飛ばされるようになりました。
このような対応をすることにより公平性を作ったのでフォートナイト公式はマウスの使用OKだという事を公言しているんですね。
さて、アケコンの話に戻しましょう。
つまり後は機動戦士ガンダムEXVSマキシブーストONをサービスしてくれるバンダイナムコが許可を出してくれればこの問題は解決するわけです。
そこで私は早速メールを送りました。送った内容がこちら
そして返ってきた内容がコチラ…といいたいところですが返信メールをそのまま載せて公開するのはいけないようなので略した文章で説明しますと
バンダイナムコ
「発売前の製品についてはまずは公式サイトや雑誌などでご紹介します。
そのため、対応コントローラーなどに関しても公式サイトなどでの公開を待ってください。」
とのこと
公式サイトに載ってなかったから問い合わせたんですけどまぁこう言われちゃ仕方ないですね。公式のスクショはこちら
アケコン書いてないやないかい!!
…と思い過去作の方を探してみたらちゃんとありました。
ガンダムでもアケコンは大丈夫なようですね!!
これで安心してマキブONの発売を待てます。リアルタイムで記事を書いているこの画像を今さっき調べた私も安心しました。
5.結論
今回調べたことで分かったデバイスチートの定義ですが
1.ソニーライセンスを取得している外部ハードウェアを使ってるか使ってないか
2.公式が認めているか認めていないか
で判断できると考えました。
2に至ってはチートというよりモラル的な部分もありますが公式が非推奨を唱えているなら流石にやめましょうね…
さて、今まで曖昧になっていたデバイスチートの定義についてわかりやすい線引きを見つける事が出来たのでは?と感じています。
と言っても個人で導き出した結論なので信憑性のある定義が他にあったり見つかったりしたらそちらに情報をアップデートした方が賢明です。
今回はここまでになります!
PC勢とパッド勢、ハードは違えどゲーマーという同士なので争いが無くなることを望みます!
それではまた
※追記
アケコン買おうとしている人はなるべく高いやつ買ったがいいですよ!
私も3回は買いなおしているので…最低1万以上は欲しいですね、性能というか使用感が全然違います。最初5~6000円のアケコン使っていたのですがほんま使いにくすぎてあったまってました
ちなみに上記で紹介した筆者が使っているアケコンはこちら
こちらのアケコンはPS4にも対応していますがPS3用の少し古いアケコンなので最新の1万円強のアケコンで良いのがあればそっちを買った方がいいと思います。
アケコンはピンからキリまであり高いのは2~3万円、5万円とかまであるのでお財布や自身のこだわり等と相談して購入してください!